簡単にお話しいたしますと、ヘアカラー剤(アルカリカラー)は髪の毛のメラニン(黒や赤の色素)を脱色して明るくする成分と、髪に色を入れる染料(赤、青、緑、茶、黒 etc)成分の二つで作られています。
白髪染めとおしゃれ染めの大きな違いは、髪に色を入れる染料の種類と量です。
おしゃれ染めは、もともと髪の中にある黒や赤茶(メラニン)の色素を利用するので、黒や濃い茶色の染料をほとんど配合していません。
しかし白髪のような白い毛を染めるとなると、黒や濃い茶色などの色素を多量に配合しなければいけません。
そして、白髪染めに使用される人工的な黒や濃い茶色の染料は色落ちが少ないので、白髪染めをし後日、髪を明るくしようと思った時に、明るくしずらいのが特長です。
明るくしようとして、赤の染料を脱色しきれずに赤っぽいヘアカラーになってしまうこともあります。
カラー剤に配合されている黒や濃い茶色などの染料の量が違います。そして人工的に入れた黒や濃い茶色の染料は、落ちづらく明るくしにくいのが特長です。