しっかりとしたパーマをかけると、S字を描くようにカールがかかり、
日が経つとともに徐々にそれが伸びていきC字、J字と変化していき最終的に真っ直ぐにもどってしまうという流れですね。
パーマ剤は髪の内部の結合を切ったり繋げたりすることで髪にカールをつけます。
ではなぜ、日が経つとパーマは伸びてしまうのか?
盲点は髪の内部ではなく外側のキューティクルにあります。
キューティクルは鱗のように重なっていますが、パーマ剤で髪にウェーブをかけると、ウェーブの形に沿ってカールの
外側が浮き上がり、内側は圧迫されて押しつぶされたような状態になっています。(パーマ剤は髪の内部へ作用し、外部のキューティクルには作用しない。)
そして髪は伸びながら、成長に合わせてキューティクルも真っ直ぐに戻ろうとします。
パーマ剤で髪内部を変化させてウェーブにしても外側のキューティクルは内側の変化に沿ってむりやり形を曲げられているだけですので、徐々に元へ戻っていってしまうということです。
では、実際はパーマは何ヶ月持つのか?
パーマの持ちは個人差が、かなりあるので一概には言えませんが、
強くかけるほど、完全に取れるまでの期間が長いです。
S字カールで2ヶ月程度、C字カールで1ヶ月程度という目安で考えていただくと良いと思います。
かけたいパーマのイメージによって、パーマスタイルの持ちが変わってきますので、パーマが必要なヘアスタイルを選ぶ際にはカールの強さにも注目していただくと良いと思います。
個人差がかなりあるが、S字カールで2ヶ月程度、C字カールで1ヶ月程度という目安。キューティクルが原因でパーマは徐々に戻っていくので、強くかけたほうが完全に真っ直ぐに戻るまでに時間がかかる。