ヘアスタイルを軽くする方法は二つあります。レイヤー(段)を入れる方法と、梳き(すき)バサミで髪を間引いて、量を減らす方法です。
どちらもヘアスタイルを作る上で必要な場合が多々あります。両方を、髪質や求めるヘアスタイルに合わせて使います。
レイヤー(段)を入れる方法は、骨格やヘアスタイルを立体的に頭の中でイメージして切らなければならないので、経験や、カットのテクニックが必要となりますが、
梳きバサミで間引くのは、理論というよりは感性で量が多い部分に梳きバサミを入れて軽さを出します。
ですので、バランス感覚を持った美容師であれば、比較的に簡単であると言えます。
しかし、ただ梳いて間引くだけですと、カット後に日にちが経ち、髪が伸びてきた際に新しく増えた髪の量と梳いて間引いてある部分とのギャップが非常に大きくなり、
ヘアスタイルが崩れやすくなったり、新しく伸びてきた根元部分に比べて毛先が非常に軽くなっているので、跳ねやすくなります。
梳き過ぎはヘアスタイルの持ちが悪くなります。髪質によって、伸びてきた時のヘアスタイルも計算すると良いです。