最近うちのスタッフがパーマの練習や勉強してるのをよく見ます。
店からパーマに力をいれましょう!っていうようなことは特にないのですが、スタッフ各々が何か考えて今はパーマのレッスンが必要と思ってやってくれています。
ですので、店的にパーマ押しではないですが、スタッフの意識高いので今パーマうちでかけるの良いと思います。
パーマで失敗しないように僕が意識していることは、
- お客様とのイメージ共有。
- ワインディングの際の的確なロッド選定と配置。
- 薬剤選定と放置時間。
- 誰でもできる、仕上げの方法。
中でも特に1と4が難しくて本当に大事だな〜と思っています。経験やお客様との関係性、コミュニケーションスキルでよる部分で練習するだけでは中々身に付かないことです。
2と3は練習量によって上達出来ますね。
そんな僕も今日はパーマをかけたショートスタイルを練習してみました。
事前にカットを済ませて、
ワインディング。
ロッドを巻くことを僕たちはワインディングと言います。美容学生中から死ぬほど練習いたので割と得意で好きな技術です。
この配置を変えることによってカールのデザインをつけれます。
1液で切断。
ロッドを巻き終えたら、次に髪の結合を切る薬剤をつけます。
自分でつけているところを写真に収めるのって難しくて、木山にやってもらいました。笑。
髪の毛って4種類の結合で強靭につながっているんですが、そのうちの3つをパーマの薬などで切ったり繋げたりしてカールさせたり、真っ直ぐ(ストレートパーマ)にしたりします。
薬剤の種類によって、その3つの結合への作用が違うので、僕たちは3つの結合のどれに作用させると一番綺麗にパーマがかかるかを考えて薬剤を選びます。
2液で再結合。
大体10〜15分ほどで薬剤が髪に作用して結合が切れた状態になります。そうしたら、次は再結合させる薬をつけます。
ロッドのように丸いものに巻かれている状態で、髪の内部の結合が一部切れるとロッドの丸みに合わせて切れている部分がズレます。そしてズレた状態で再結合するから髪がカールするという原理ですね。(ストレートの場合は反対。カールしている結合を切ってアイロンでまっすぐにして再結合してるからストレートになる。)
スタイリングは大事。
パーマかけあがりは、濡れている状態でこのような感じです。
今回は超自然なふんわりショートを目指しているので、濡れている状態でこれはちょうど良い感じです。
そんなに強いパーマではないので、このまま乾かしても良い感じになるのですがせっかくなので、
ロレッタのスタイリングフォームを使用して、サラサラでフワッとした感じを目指します。
こういうのを使うと、毛先がまとまってしっかりとしたエアリー感が出せます。
このぐらい出して、
わしゃわしゃと揉み込むようにつけて乾かします。
僕は、誰でも簡単にできるようにしたいので、仕上げ方も特殊な難しいことはしません。
「ドライヤーでブワーって乾かして下さい」と言います。出来るだけそれでスタイルになるようにパーマをかけています。
完成
パーマをかけたので、トップにボリュームができ、前髪が流しやすくなっています。そして全体が柔らかい印象になりました。シルエットが丸いですね!
ショートスタイルですが、ふんわりしていて、柔らかそうな女性らしいヘアスタイルになったと思います!