ビフォア
前回もワンレンボブで切ったんですが、前回切った時は顔まわりに入っていた段差がまだ伸びきっておらず僕と彼女が目指していたボブにはバランス上どうしても出来なくて、色々妥協して可能な限り綺麗に見えるバランスで切ろうと話し前上がりボブを切りました。
そこから2ヶ月弱たち、今これです。
そして今回は伸びた分を切れば、彼女に似合う完璧なワンレンボブが完成するよっ!ってことで二人してワクワクしながら切らせてもらいました。
スライスを綺麗にとり、切っていきます。
本当の真っ直ぐを切るのって実はとっても難しいんです。
丸い頭や円筒形の首に沿うように後ろや横からだけでなく、どこから見ても真っ直ぐなラインになるように切るのっていろんな矛盾が発生します。
そういうのを全て理解して、彼女の髪質や生えグセも見ながら襟足の高さとサイドの長さを決めて似合わせて切っていきます。
ウェット(濡れた状態)でサクサク切ったら、乾かします。
乾かして、もう一度チェックカットします。
乾かしたら、もう一度切り残っている毛が無いかチェックカットしていきます。
髪って濡れていると少し膨張し、長くなります。
乾くと縮んでほんのちょっと短くなります。この伸縮率って髪質によって違うんですが、、、
彼女の場合、襟足に近い部分は5mmぐらいで切っていて、頭頂部に近い部分の毛は20cmほどありますので、5mmと20cmの毛の縮みの差はけっこうあります。
そんなこともウェットの状態で考えながらカットしています。
実際にドライの状態にして、縮んだ部分とかも含めて最終調整のカットを施すと、、、
サスーンカットのワンレングスボブ
本当に真っ直ぐなワンレングスのボブが出来上がります。
梳きバサミも必要が無いので一切入れて無いです。
最近は切りっぱなしボブとか外ハネボブとか流行っていますが、やっぱり僕はこんなボブが美しいなと感じてしまいます。
ドライヤーでぶわーっと簡単に乾かしただけで、さらっとおさまるボブ。髪をどんなに振っても真っ直ぐおさまります。
simple is so beautiful.
でもそれが一番難しいんですよね〜
楽しいカットをさせてもらえました!