定期的に通ってくださっているお客様で、昨年11月に黒染めをして、
黒染めをしたことでカラーチェンジが難しくなったというのもありましたが、
ぼちぼちその方も僕自身も飽きてきたし、なんか髪の状態見て染めれそうだな〜って感じだったので今回カラーしてみました。
綺麗に染まったついでに僕の黒染め論について色々書いてみようと思います。
そもそもなぜ、黒染めするとその後のカラーリングが困難になるのか?
・とっても濃い色を髪に入れ込み暗くするため、その後明るくするのが困難。ブリーチなどを使用しダメージと引き換えにしなければ明るくできない。
・明るくなったとしても黒染めに含まれていた赤み成分が髪に残りやすく、アッシュ系、寒色系等のヘアカラーが難しい。(反対に赤系、暖色系は問題ない。)
・明るくする場合、黒染めをした部分としていない部分で色の差がでてしまう。
市販で販売されている黒髪戻し、黒染めを使用すると、ほぼ100%前述したことがおこります。
ですが、美容室で黒染め(暗くする)際は、ケースにより違います。
美容室では、担当の美容師が髪の状態(明るさ、ダメージ、地毛の明るさ)に加えて、黒染め後の予定、計画、なぜ黒染めするのか?
などをカウンセリングし、薬剤を配合を決めさせていただいています。
この薬剤の配合が”市販の黒染め”との大きな違い。
あなたに合わせて、
求める暗さに必要な最低量の黒染め成分しかミックスしないことが大事。
市販の”黒髪戻し”や”黒染め”もしくは”おしゃれ染め””ブリーチ剤”もそうですが、、、
『市販のカラー剤は今のあなたの髪に合うように配合されてはおりません。』
様々な髪質のどんな方が使ってもそれなりに無難にカラーリングされるように配合されてます。
黒染めにいたっては誰が使ってもほぼ真っ黒になるように配合されています。
そういう理由から、黒くするだけなら自分でも簡単にできるから市販の黒染めを使ってしまい、気分が変わって明るくしに美容室へ来たときに色々困ってしまうわけです。
簡単にできる裏にはちゃんと理由がある。
最近話題のイルミオーシャン12レベルでカラーしました。赤みが残ってしまう恐れがありましたが、
黒染めもダメージも感じさせないツヤツヤアッシュな仕上がり。
黒染めしても、綺麗なアッシュに染めることは不可能ではありません。
季節の変わり目や新年度へ向けて、黒染めされる方、カラーチェンジされる方これから増えるのかなぁ〜と思います。
黒染めする時もしてしまってからでも一度担当されている美容師さんにしっかり相談することをおすすめしまーす。