ヘアカラーする際にお客様に「ずばり何色ですか?」と聞かれてすっごい一言で言いづらいと思っている美容師は僕だけでしょうか?
正直、その質問むっちゃ答えづらい。
色自体の認識って人それぞれですし、頭の中のイメージの共有て激ムズですし、ヘアカラーに関しては特にそうだと思う。
言っちゃえば、ほとんどのカラー茶色って言っちゃえば茶色やん。
その茶がアッシュ系なのかピンク系なのかベージュ寄りなのかってところの表現が微妙な差。
しかし内心そう思っていてもプロならば、お客様に「何色?」と聞かれれば即座に一言簡潔に表現すべきである。
そんなお客様からのキラーワード飛び交う戦場で日々鍛えらえてきた僕は、
ストロベリーレッド、チョコレートブラウン、チェリーブラウン、ミルクティーアッシュ、シフォンベージュ、コットンピンク、ショコラブラウン、ミルクチョコレート、etc
っと、女子が好きそうなモノをカラー名に添えてあげることで、良さげな感じになることを知っています。
最後のミルクチョコレートなんて、もはやブラウンとかカラー名0%食物100%やんってツッコミはスルーです。
そんな僕の渾身のカラー。
『、、、赤でもオレンジでもピンクでもない何とも言えない色にします!』
って言ってヘアカラー染めさせていただきました。
ごめんなさい。
なんにも気の利いたカラーの名前思い浮かびませんでした。
ブリーチしてダブルカラー、根元と毛先を違う薬剤で染めて、
根元の赤オレンジから毛先のピンクオレンジになるようにグラデーションにしてあります。
僕の中ではイメージ通りに染め上がって自己満足感半端なかったんですが、
お客様も求めていた色ばっちりだったそうで、大満足していただけました。
が、お客様とのイメージ共有力って僕ら美容師の大事なスキルの一つ。
実は技術よりも大事かも?まあ技術無ければ出来ないことも多いから結局技術は必要ですが、ちゃんと言葉でももっと伝えれるように精進します!